ケーススタディー:
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ (STATE STREET GLOBAL ADVISORS)
文化の障壁:
金融危機の後でも信頼できるもの。
ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ(SSgA)は、2.4兆米ドルの運用資産を有する世界第3位のステート・ストリートの投資部門です。SSgAは、個人投資家や機関投資家向けに、香港、シンガポール、そして日本でSPDR Gold ETFのグローバル・キャンペーンを企画していました。しかし、SSgAは日本での認知度が低く、クライアントもニューヨークのエージェンシーも日本の広告について知見がありません。また、ETF(上場投資信託)は日本の投資家にとって曖昧で難解な金融商品であり、リーマン・ショック以後、外国の投資銀行に対する不信感もありました。
ソリューション:
アイデア:
ETFは多くの日本人投資家にとって曖昧なものであったため、ロンドンの地下倉庫に保管された1,300トンにも及ぶコールドバーのビジュアルで現物の裏付けがあることを示し、投資の安全性をアピールしました。
実施内容:
競合調査を踏まえて投資家に向けたストラテジーを策定し、オリジナルの広告キャンペーンを行ないました。
新聞雑誌、テレビ、交通広告、オンラインなど、包括的なメディアプランを作成。
グローバル向けの広告を日本のストラテジーにマッチするようにトランスクリエーション。
メディアの価格交渉とメディアバイイング。
RCSの能力とスキル
競合調査と分析、ストラテジー、アートディレクション、コピーライティング、メディアバイイング(プリント、デジタル、屋外)、ダイレクト・リスポンス、タイアップ記事、TVコマーシャル
成果:
SSgAを担当している間にSPDR Gold ETF は世界最大のETFになり、S&P 500 SPDR を10億円も上回る710億円の純資産にまで成長しました。